”愛”が資本になる?経営を強くする?

2020.11.18 代表ブログ

先月訪問した西精工さんの衝撃がまだ収まりません。

一緒に同行した方はその場で胃痛に襲われたり、
救急車に運ばれそうになっていましたが私はその場では「素敵な会社~♡」とのぼせ上がるだけでした。

その後に東京に戻ってきてから胃が痛い・苦しい症状がじわじわと襲ってきて苦しい毎日を過ごしています。。
私の場合は遅延性のようです。

西精工ショックだわ、、、
(そしてその2週間前はオムロンさんを訪問したオムロンショックもあり、散々な10月でした←喜んでいる)

前にnoteで「愛が資本になる時代?」というのを書いたのですが
(資本の中身が労働力や貨幣、情報などと変遷する中でこれからは愛が資本になるんじゃないかという仮説)
その仮説のど真ん中、というかさらにその先を行っているように思ったのです。

製造業ですよ?ネジとかナットですよ??
B2Cのビジネスですと「ストーリー経営だ」とか言われてて、そういう観点での経営論が語られてきています。

私も以前そうしたイベントで「B2Bはどうしたらいいでしょう」と聞いたら「B2Bはストーリーというより機能ですね」と言われてガーン、となったのはつい最近です。

でも西精工さんを訪問して分かりました。
ストーリー経営と言われても、それって愛があるストーリーですよね。
「顧客をだましていらないものを売って儲けたぜ」だと共感は得られないですよね。
そこに顧客への愛が無いといけない。

という事はストーリーというよりも基本はやっぱり「愛」なんだと思います。
(当たり前の事なのかもしれないけど、これまでは自社の売り上げだけ=自社だけへの愛、という力学も割と強かった時代のように思います、、)

西精工さんで驚いたのは会社に愛が溢れてて、社員の皆さんが本当にお客さんの事が大好きという事!

朝の朝礼でもお客さんに喜んでもらう、とかこんなやり取りがあって嬉しかった、という話が沢山出ていました。
本当に顧客の事が大好きなんだな、、というのが伝わってきます。

営業の方と製造の方もお互いを信頼しているので、製造の方は大好きな営業の方にこたえたい、と頑張る。
営業の方を通して顧客を知って、一緒に顧客を好きになる。
そして当然社員同士とか、会社への愛情もある。

会社の飲み会でも仕事の話ばかりする。だってお客さんが好きだから、と。

>>>繰り返しますが製造業です<<< (しつこい)

このような環境でどんどん納期や精度が上がっていき、業績も上がっていく体制になっているという事でした。

B2Bで選ばれる要因は機能かもしれないけど、愛によって機能が向上するという実例を目の当たりにして、
やっぱり愛は大事だし競争力の原資にもなると確信しました。

何よりも、社長が会社が大好きで、社員が大好きで、お取引先や周囲の関係者が大好きだから、
という事がすべての起点なんだと思います。

その社長は「好きになろうと決めたら良い所が見えてくる」とおっしゃってました。まさに、愛は意志である。
byフロム。そのまんまですね。受動ではなく能動。

実際に西社長と懇親会でご一緒したり講演を拝聴したりしたのですがその愛情がとにかくどーんと大きくて。
その大きな愛情を前に自分なんてミジンコより小さな原子サイズな気がしてしまいました。。なんと小さな私。

愛だなんだ、と言いつつもそのスケールの小ささ、独りよがり感に気付いてもう穴を掘って入りたいです、、、
当社メンバー、お取引企業、候補者の方、皆様本当に至らない事ばかりですみません💦🙇‍♀️😭

西社長は尊敬はするけど「むり・・・私にはむり・・・」とあのような世界をめざすのをあきらめたくもなったのですが、そうもいっていられず。
とにかく今の自分でも出来る事は何か、どうやって行くか、を考えていきたいと思います。

嬉しい事にご一緒したメンバーと振り返りの会を開催する予定!
その時までに少しでも進歩していたいです。

(写真は見学させて頂いた朝礼の一コマ。立った状態で1時間以上、フィロソフィーをどう実践するかという話し合いをされていました)

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